上質な住まいにおいて、光は見るためだけでなく、感じるためのものです。考え抜かれたインテリア照明デザインは、光を重ねるという原則に基づきます。役割の異なる複数の光源を組み合わせ、空気感をつくり、素材を引き立て、視線を空間へと導くのです。これは高島屋インテリアが大切にするトータルコーディネートの精神であり、一筋の光まで建築のディテールとして設えます。
アンビエント照明|空気感の土台
第一の層であるアンビエント照明は、部屋全体を均一に満たし、空間の基調を決めます。ダウンライトやコーブ照明、拡散するペンダントが、まぶしさのない柔らかな明るさの面をつくります。目指すのは均衡です。動きやすい明るさを保ちながら、親密さを失わない柔らかさを残す。良いアンビエント照明はそれ自体が静かに姿を消し、上の層を輝かせます。
タスク照明|ふるまいに寄り添う光
第二の層は、必要な場所だけを照らし、特定の作業を支えます。全体を乱すことなく手元を明るくする、おもてなしの心に通じる静かな心地よさの光です。
- キッチン:手元を安全に照らす手元灯。
- 読書コーナー:目に優しいフロアランプやテーブルランプ。
- 洗面:鏡の両脇から顔を均一に照らすブラケット。
アクセント照明|素材の物語を語る
第三の層は、奥行きとドラマをもたらします。ピクチャーライトやウォールウォッシュ、飾り棚の照明が、絵画や天然石の表情、ウォールナットの木目を浮かび上がらせます。光が素材をいかに形づくるかが、ここで見えてきます。斜めからの光は質感を際立たせ、正面からの光は表面を平らに見せるのです。
美しい光とは、見つめる対象ではなく、他のすべてをより美しく見せる在り方です。
色温度と調光
重ねた層は、色温度と調光によって一つにまとめます。洗練された住空間では、ろうそくのような安らぎを思わせる2700Kから3000K前後の暖色が好まれます。最も大切なのは統一感です。一つの部屋で冷たい白色光と暖かな電球色を混ぜないこと。調光システムがあれば、温かな夕食から冴えた仕事の時間まで、ひとつのつまみで部屋を変えられ、光が一日の流れとともに呼吸します。
三つの層が調和した色温度と柔軟な調光で整えられたとき、住まいは生き生きとし、温もりと奥行きに満ちます。高島屋インテリアの専門スタッフがお手伝いいたします。ショールームのご来場をご予約いただき、あなたの空間のための照明デザインのご相談をお受けください。
